意外と知らない!?〝 干支 〟の数え方!?


突然ですが、皆さんは〝 干支(えと)〟の数え方を知っていますか?

 

よく聞く、「ねずみ年、うし年・・・」という数え方は正式には『十二支』の数え方であり、〝 干支(えと) 〟の数え方ではないという事はあまり多く知られていないと思います。

 

〝 干支(えと)〟とは

『十干十二支(じっかんじゅうにし)』という古くから年号、時間、方位等を現したものを用いた形とされています。

《十干(じっかん)》 とは、漢字では「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」で、「こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き」と読むもの。

《十二支(じゅうにし)》とは、漢字で「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」で、「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」と読むもの。

この《十干》と《十二支》を組み合わせて年号として用いられており、この数え方を『十干十二支 (じっかんじゅうにし) 』といいます。

 

〝干支の読み方、構成と仕組み〟

読み方はまず、《十干》を「甲」と「乙」、「丙」と「丁」、「戊」と「己」、「庚」と「辛」、「壬」と「癸」と、2つずつ組み合わせます。

それを順番に〝陰陽五行〟の「木」、「火」、「土」、「金(か)」、「水」に割り当て、前を「兄(え)」、「弟(と)」と読みます。

十干と五行

 

 

 

 

 

例えば、

平成30年は『戊戌(つちのえいぬ)年』です。

「戊」は、「土」 の組み合わせの前(兄)ですから「土の兄」=「つちのえ」と読みます。

「戊(つちのえ)」 + 「戌(いぬ)」 = 『戊戌(つちのえいぬ)年』となります。

後の平成31年は「戊」の次で「己」と、「戌」の次で「亥」の組み合わせです。

「己」は「土」の組み合わせの後(弟)ですから、「土の弟」=「つちのと」と読みます。

「己(つちのと)」 + 「亥(い)」 = 『己亥(つちのとい)年』となります。

 

〝意外と多い身近にある干支の存在〟

読み方など構成は少しややこしいとは思いますが、この〝干支〟の数え方は私たちの周りに多く根付いています。

 

【還暦】 

なぜ60歳の事を『還暦』と呼ぶか、知らない方も多いと思います。

この干支の数え方は、〝10個の干〟と〝12個の支〟の組み合わせで構成されています。

この組み合わせを続けていくと、再び同じ組み合わせが巡ってくるのは、60年目。

60年で暦(こよみ)が還ってくる事から、60歳が『還暦』と呼ばれています。

 

【阪神甲子園球場】

高校野球でも有名で日本でも最も有名と言っても過言ではない「阪神甲子園球場」

こちらは大正13年(西暦1924)に建設されております。

この年が「甲子(きのえね)の年」にあたることから、この2文字をとり音読みで「甲子園」と命名されています。

 

【庚午(こうご)】(広島市内にある町の名前)

広島県広島市西区に「庚午」という町があります。

こちらの土地は、昭和5 年(西暦1930)に開かれました。

町が開かれたこの年が「庚午(かのえうま)の年」だったことから、干支の2文字を用い音読みで「庚午(こうご)」と呼ばれるようになりました。

全国でも同じ様に干支の文字を用いた町がまだまだあるかもしれませんね。

 

【時間】

日常生活ではかかせない〝時間〟にも『十干十二支』が隠れています。

古くは時間をも『十干十二支』で数えていました。

まず十二支を時間に当てはめると午前0時が「子(ね)の刻」になります。

24時間を12で数えますので、「一刻(いっこく)」は2時間になります。

順に数えていくと、昼12時は「午(うま)の刻」。

〝正午〟の〝午〟とは「午(うま)の刻」からきた言葉で、「午(うま)の刻」より前が〝午前〟、後ろを〝午後〟なのです。

 

 

普段何気なく目にしたり、使っている言葉の中にも『十干十二支』はたくさん使われており、目線を変えて周りを見渡せばまた新たな発見があるかもしれません。

毎年が〝60年に1度の年、、、〟

そう思うと感慨深く、今までとはまた違ったスタートをきることができるかと思います。